京都最古の禅寺…臨済宗建仁寺派の総本山…本坊の入口を潜ると…歩いて来た賑やかな祇園にあると思えない静かさ…「ほっ」とした気持ちで中へと…江戸初期の画家 俵屋宗達の有名な「風神雷神図屛風」が一番にお出迎えを…
金地の二曲一双屛風…風神と雷神が、それぞれに描かれています…
本坊内の順路図が…目に焼き付け拝を…
奥へと入ると…「〇△☐乃庭」が…宇宙の根源的な形態を表していると言われ…
〇は水、△は火、☐は禅宗の四大地思想を…
小書院の床の間の掛け軸には〇△☐が…襖絵には型染作家の鳥羽美花さんの作品が…
奥へ進むと…「潮音庭」が…庭には 三尊石が…
真ん中の大きい石が「中尊」少し小さい左右の石が「脇侍」…「三尊仏」をデザインされた庭石が…
書院の床の間の墨画「達磨」が…インドから中国へ達磨さんによって禅宗が伝えられたと…
更に進んで方丈「大雄苑」へと…東側の石庭…石が島のように…石の周りに白砂が水のように…美しい
そして、方丈に祀られている「十一面観音菩薩座像に手わ合わせて…
前庭の枯山水…水が流れているように…白砂が綺麗…正面のは唐門が…その向こうには法堂が…
順路の向かって大雄苑から見えた法堂へ…法堂の周りに牡丹の花が少し…一週間前は満開で綺麗だったとか…残念!そして、法堂の中へと…天井画「双龍図」…日本画家の小泉淳作画伯が約二年の年月掛けて取り組まれた108畳にも及ぶ水墨画…絡みあい「阿吽」の双龍が…何度拝見して飽きない…迫力があり 何とも言えない魅力が…龍図が大好きで、いつまでも見ていたく後ろ髪引かれる…
龍は仏教を守護する神…なので、禅寺の法堂の天井には龍図が…中でも建仁寺さんの龍が何とも言えない魅力…