2018年9月29日土曜日

特別公開「輪違屋」

京の夏の旅にて「輪違屋」さんが4年ぶりに公開…何度かと拝観に伺っている…

江戸時代の花街…島原に残る随一の置屋建築…創業は元禄年間(1688~1704)屋号は「養花楼」現在の建物は、安政四年(1857)に再建…京都市有形文化財…現在は お茶屋さんとして営業されている…

置屋さんは太夫さんや芸姑さんを抱えていたところ…当時は50件ほどあったとか…
太夫さんは「こったいさん」とも呼ばれ 歌舞音曲、和歌、俳諧、茶道、華道など 多才の教養の持ち合わせた最高位…お客様の要望により置屋さんから揚屋さんへと…
入口横には説明板が…平入りの正面が出格子に…設置されている駒寄せが名栗加工…忍び返しの竹の先が鋭利のように…軒燈や行灯、ポストには輪違屋さんの紋様が…
中に入りますと右手に玄関…更に進みますと 左手には二階へ上がる階段、横の暖簾が…その奥が 一階のお座敷へ進む廊下に…お座敷には近藤勇筆衝立…
お座敷わ囲むように お庭が…
二階は写真撮影禁止…襖絵に太夫道中の傘を貼りこんでいる「傘の間」、壁に紅葉を練り込み乾燥後に取り出して そこに色を付けた「紅葉の間」など公開…
沢山の人で賑わっていました。