職場にて「明日で京の冬の旅 特別公開 終わりよね…上徳寺へ行きたかったなあ~」と…友が「明日、行こうか?」…「うん、行こう」と
二つ返事…「京の冬の旅」では初公開…今回
一番拝観に寄せて行きたかったところ…
上徳寺は、慶長8年(1603年)に徳川家康が 側室 阿茶の局を弔うために
建立された浄土宗の寺院です。このあたりも 以前は
源融の邸宅である河原院の跡地だったそうです。
門の左側には「阿茶の局墓所」右側には「冠翁堀内雲皷墓所」の石碑が…
石碑の上には「子授け安産」の寺と「世継地蔵」の標識が…
門を潜りますと右手に堀内雲鼓句碑「日のめぐみ うれしからずや 夏木立」と…すぐ横にザクロの古木が…実がついていたように…
正面には「永観堂」から移築された「本堂」が…1753年(江戸中期)の建築だそうです…奥へ進み受付を済ませ本堂への階段を上がらせていただき…
見上げますと「塩竃山」と書かれた扁額が…
奥へと進み本堂へ…本尊は鎌倉時代を代表する仏師快慶作 木造阿弥陀如来立像…現在 東京へ主張中でした…立派な厨子です…
木造阿弥陀如来立像の説明書きが置かれています
立派な涅槃図(作者不明)が…徳川家康・秀忠・阿茶局の肖像画が…
客殿は公家のお屋敷から移築されたものだそうです…円山応挙画伯の掛け軸や円山派の絵師の障壁画が…身近で拝見させていただき素晴らしい…写真もOKなんて…
床の間には「円山応挙画伯」の掛け軸…床の間の横には「違い棚」が
襖絵は円山派の絵師が…奥のお座敷のは桜の絵が描かれ「
桜之間」・手前のお座敷は紅葉の絵が描かれ「
もみじ之間」と称されている…
横には枯山水庭園が…
世継地蔵さん…良い世継が授かるとして信仰があり「京の世継さん」と親しまれている…
はがため地蔵尊…「歯固め」寿命を延ばしてもらえる
水子地蔵尊…人形作家の岡本正太郎作だそうです。
延命地蔵尊…新しく生まれた子を守り寿命を延ばしたくれると言われています
宝篋印塔(願いの塔)…願いを念じて塔を右廻りに三回廻って手を合わせて…
歓喜地蔵(ブロンズだそうです)…子育てお地蔵さん
身代わり地蔵尊…災難や病気の身代わりになって守ってくださる
スタッフの皆さん、とても親切で…拝見させていただくところが沢山あり…ゆっくりと見学させていただけて 来て良かったと…度々、寄せていただこうと思いながら帰路へ…