2023年3月19日日曜日

特別公開「上徳寺」へ…「京のよつぎさん」と呼ばれ    

職場にて「明日で京の冬の旅 特別公開 終わりよね…上徳寺へ行きたかったなあ~」と…友が「明日、行こうか?」…「うん、行こう」と 二つ返事…「京の冬の旅」では初公開…今回 一番拝観に寄せて行きたかったところ…

上徳寺は、慶長8年(1603年)に徳川家康が 側室 阿茶の局を弔うために 建立された浄土宗の寺院です。このあたりも 以前は 源融の邸宅である河原院の跡地だったそうです。
        門の左側には「阿茶の局墓所」右側には「冠翁堀内雲皷墓所」の石碑が…
石碑の上には「子授け安産」の寺と「世継地蔵」の標識が…

門を潜りますと右手に堀内雲鼓句碑「日のめぐみ うれしからずや 夏木立」と…すぐ横にザクロの古木が…実がついていたように…

正面には「永観堂」から移築された「本堂」が…1753年(江戸中期)の建築だそうです…奥へ進み受付を済ませ本堂への階段を上がらせていただき…
見上げますと「塩竃山」と書かれた扁額が…

奥へと進み本堂へ…本尊は鎌倉時代を代表する仏師快慶作 木造阿弥陀如来立像…現在 東京へ主張中でした…立派な厨子です…
木造阿弥陀如来立像説明書きが置かれています
立派な涅槃図(作者不明)が…徳川家康・秀忠・阿茶局の肖像画が…

客殿は公家のお屋敷から移築されたものだそうです…円山応挙画伯の掛け軸や円山派の絵師の障壁画が…身近で拝見させていただき素晴らしい…写真もOKなんて…
床の間には「山応挙画伯」の掛け軸…床の間の横には「違い棚」が

襖絵は円山派の絵師が…奥のお座敷のは桜の絵が描かれ「桜之間」・手前のお座敷は紅葉の絵が描かれ「もみじ之間」と称されている…
横には枯山水庭園が…

世継地蔵さん…良い世継が授かるとして信仰があり「京の世継さん」と親しまれている…


はがため地蔵尊…「歯固め」寿命を延ばしてもらえる

水子地蔵尊…人形作家の岡本正太郎作だそうです。

延命地蔵尊…新しく生まれた子を守り寿命を延ばしたくれると言われています

宝篋印塔(願いの塔)…願いを念じて塔を右廻りに三回廻って手を合わせて…

歓喜地蔵(ブロンズだそうです)…子育てお地蔵さん

身代わり地蔵尊…災難や病気の身代わりになって守ってくださる

スタッフの皆さん、とても親切で…拝見させていただくところが沢山あり…ゆっくりと見学させていただけて 来て良かったと…度々、寄せていただこうと思いながら帰路へ…

2023年3月14日火曜日

「祇をん豆寅」にてランチ

毎月一回、ご一緒にランチをしていた友達からメールが…「お変わりありませんか?コロナ感染者も減って来ています。寒いですが、お食事会どうでしょうか?」と…もう一人の友達からも「行きます」とメールがあり  お店を探すことに…以前一度行ってみたいと思っていた「祇をん 豆寅」さんに…

南座の前にて待ち合わせ…「それぞれ、お元気そうなので良かったね」と言いながら 歩いてお店に…

スタッフの方に 二階 広間の予約席へと案内を…沢山の方々が居られて…あちこちから話声が聞こえるけれど 「気楽~な」雰囲気なのでリラックスしながら食事を…
先ずは「先付け」がテーブルに…豆皿三点 おばん菜が…

その後、「椀物」…白味噌仕立てで美味しい~

続いて「揚物」…海老芋・稚鮎・山菜等の天ぷらが…
海老芋の天ぷらって初めてだけど美味しい!今の時期だからいただける稚鮎、美味しくてもっと欲しい~

そして、「メインの豆ずし」が…見るなり可愛らしく笑顔に…「何かいただこうかなあ」と思いながら眺めて…「やっぱり上から順にかな」と…

食後には「甘味」…わらび餅が…

久しぶりのお食事…見て楽しく、食べて美味しい…帰りには、何時ものように お茶をしながら近況を…良い一日が過ごさせていただきました。

2023年3月11日土曜日

大徳寺の塔頭「三玄院」へ…その後「建勲神社」に

職場の友と「京の冬の旅」にて特別公開されています京都紫野大徳寺 塔頭「三玄院」
四条大宮にて待ち合わせ 大徳寺前までバスに乗り…そこから歩いて5分ほど…前に着くと拝観される方の行列が…
 
関ヶ原の戦い敗れた石田三成のお墓がある お寺で有名…「京の冬の旅」では初公開…

三玄院内は すべて撮影禁止…門を潜り右手に進み玄関があり 受付を済ませ中へと…「室中の間」から「檀那の間」へ 前には枯山水庭園「昨雲庭」…進んで「衣鉢の間」から右手に…庭には 公開されていませんが 外観から お茶室「篁菴」を…そして「書院」で玄関に戻り…

京都生まれの江戸後期の画家「原在中」が各室 異なる技法を用いて描かれた襖絵が残っていて…中でも 「室中の間」には どちらから見ても視線が合うように描かれている八方睨みの虎波に龍が…龍が分からず 左の上の方に鱗が…大きいので一部だけらしい…開山の春屋和尚像、釈迦如来像が祀られています。檀那の間」の襖絵には牡丹や孔雀が描かれて床の間には観音図が…「衣鉢の間」には猿猴図が描かれている
枯山水「昨雲庭」の波紋が綺麗…白川砂に苔と石とでの島がいくつか…美しい風景です。一回りして…お茶室が拝観できないのが残念と思いながら後に…


丁度 お昼なので 大徳寺の前にてランチ…自然食?…彩りよくて とても美味しく…沢山のお客様ですが 雰囲気がよく ゆったりといただくことができました。綺麗な盛り付けの写真が写せず残念… 近くに行った時には再びと…女性の方には お勧めです。


その後、友達に助けてもらいながら 運動がてら歩いて建勲神社へ…青晴れで気持ちがいい~…本殿に手を合わせて…

この小唄は幸若舞「敦盛」の一節が…人間五十年は 「にんげんごじゅうねん」ではなくて「じんかんごじゅうねん」…

青空で景色が生えて美しい…「気持ちがいいね」「来てよかったね」と…暫く一服して…

階段を降り終わり振り返り見て…体調を崩して まともに歩くことさえ出来なかったのにと…友達に「いつも助けてくれて 有り難うね…これだけ歩けるようになるなんて」と感謝の気持ちを…「良かったね」と言ってもらって 胸がいっぱいに…
その後 四条大宮までもどり お茶をしながら ひと時を…楽しい一日が過ごせて友達に感謝!

2023年3月9日木曜日

「三月花形歌舞伎」公演へ…

知人の方から 南座「三月花形歌舞伎」公演へのお誘いをいただき ご一緒させていただくことに…6年ぶりに歌舞伎の観賞…

南座の前で待ち合わせ…早く着いたので 四条大橋にて 立ち止まり風景を…青空で遠くまで鴨川が…美しく見惚れて…


少し進んだものの まだ時間があり 橋の西詰から川の畔へ…空気が綺麗で思わず「気持ちいい~」と独り言…暫く川の流れを眺めていると心が洗われるような気持ちに…

公演時間が近づき 南座に向かって…前には沢山の人で吃驚…

一の場面 京都にも縁の深い「仮名手本忠臣蔵」…二の場面 説から五段目・六段目(役替りによる二通りの趣向を堪能)…三の場面 花形が勢揃い!忠臣蔵のエッセンスが詰まった一幕…時間の経つのが早く「もう終わり」と帰りにはロビーにて「パチリ」と…

歌舞伎の名称は当て字だそうです…傾く(奇妙な行動や身なり)が名詞になったとのこと…音楽や舞が一体になった演劇…江戸時代の現代劇とか…観賞に行けば行くほどハマリそう…