2024年1月19日金曜日

「京博のお正月」…京都国立博物館へ…

 京都国立博物館へ「京博のお正月」の拝観に…「辰づくし・干支を愛でる」「泉穴師神社」「弥生時代青銅の祀り」…龍の展示物を拝見したくて…


最初に辰づくし干支を愛でるの鑑賞に…期待しながらルンルン気分で展示会場へ

龍は中国から伝わった架空の生き物、五本指の龍は最高位…昔 描くのは中国帝国のみ許されて 日本では三本指、現在は五本指でも描かれている…そのことを知ってから 展示物を拝見する時は 一番に目が行ってしまう…

鮮やかな色の服 綴織の龍袍が…青銅の鏡や古代の瓦などに龍の模様…絵巻・屛風が…心弾ませる…中でも、紙本金地 龍虎図 狩野山楽筆 六曲一双屛風(京都 妙心寺)・紙本墨画竜虎図 画家 単庵智伝筆 六曲屛風(慈法院)の前では食い入るように拝見、離れづらい…

十二支の中で辰(龍)だけが架空の生き物麒麟・鳳凰・霊亀もチョッピリ興味が…後ろ髪引かれながら…


そして、弥生時代青銅の祀りの展示会場へ

展示室に入れば銅鐸(銅の鐘)・銅剣(武器)・銅矛(祀りの道具)・銅戈(武器)などが  ずらりと… それぞれ 数多くきれいに並べられ…石器(縄文時代)から 青銅器・鉄器(弥生時代)へと変化…

きれいなグリーン?色」と思いながら拝見…でも、金色だったとか…土で作った型に溶かした青銅を流し固め最後に土の方を壊したて金属を取り出す技法で作られていたそうです。
銅鐸ですが 放し飼いしている牛(家畜)を見失わないようにするための首に付けるベル…日本に伝わった時は,、家畜として牛を飼う文化はなく…儀式で使用する楽器や祭祀用の飾り物に使い道が変わっていき 見かけ重視になって 大きさや装飾に変化が…
銅戈(武器)は長い柄に取り付けて横から敵の首を狙う武器で弥生時代に伝わってきたらしい…

最後に泉穴師神社の神像の展示会場へ

大阪府泉大津市にある7世紀(平安初期)創建…歴史のある神社で「天忍穂耳命坐像(アメノオシホミミノミコト)」と「袴幡千々姫命坐像(タクハタチチヒメノミコト)」の夫婦二柱…「男神坐像(ダンシンザゾウ)」1体、「女神坐像(メガミザゾウ)」5体、「男女の神像」が75体の83体の神像 ヒノキの一本造りが安置されています…その内 80体が平安から鎌倉時代の制作… 重要文化財に指定されているそうです。塵や埃が付着  色が剝げ損傷が進み4年かけて修理され…修理完成記念として特別展示を…

今回の公開されていますのは 26体でした…姿、形、大きさは色々…「どこを修理されたのかなあ」と拝見させていただきましたが 分からなくて きれいでした。

ゆっくりと拝見させていただき「歴史ある泉穴師神社に行ってみたいなあ」と思いながら後に…

「今日は 充実した時間が過ごせて満足」と…会場から出て 風景を見ながら深呼吸…「気持ちいい~」…遠くに京都タワーが…

京都タワーをちょっぴりアップして

次回の展示、「お雛様を見に来ようかなあ」と思いながら家路へ…